トマトラーメンぜひ召し上がれ 西条農業高生ら開発
愛媛県西条農業高校(西条市福武)食農科学科の3年生2人と西条市小松町新屋敷の松山自動車道上り線・石鎚山サービスエリア(SA)は6日、同SAで、トマトを麺やスープなどに使って共同開発した「西農トマトたっぷりラーメン」(税込み800円)の販売を始めた。
同科の生徒が栽培しているトマトの規格外品を有効活用しようと、2015年度の卒業生が授業の課題研究としてラーメン作りを発案。16年度から岩崎華奈さん(17)と亀井悠さん(17)が商品開発を担当した。商品化は、生徒の試みを知った同SAが7月、同校に持ち掛け、2人と相談しながら進めた。
冷製のラーメンには、トマトピューレと赤トウガラシの着色料で赤みを出したストレートの細麺を使用。同SAの松田英也調理長(27)らが「トマト嫌いの人にも食べてほしい」と、100%トマトジュースにブイヨンやトウバンジャンなどを加えたあっさり味のスープに、カレー風味のコーンポタージュソースをトッピングし、まろやかな味に仕上げた。